長倉穣司 (トランペット奏者) Webサイト

4-(5) 姿勢について

唇や口の周辺だけでなく、手や腕をはじめ体全体の力も必要最小限を心がけるべきです。肩に力が入っている、あるいは必要以上に楽器を強く握りしめているなどの余計な力は、力んで吹く=唇に余計な力を入れる誘因になります。

楽器は、左手だけで持ち、腕の力は楽器を口元まで持ってくるために必要なだけの力を使うことを心がけます。

右手はバルブ操作のみの力として、楽器を支えることには力を使いません。

また楽器を構えるときは、楽器を口の方へもってくることを心がけ、体を楽器に近付けていかないようにして、良い姿勢を保ち、全身に不要な力が入っていないことを確認します。